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30万円のシトロエン、MT修理した際に実はやらかしてました!

実はMTを修理する際、クルマからMTを脱着したのですが、MTを組み込むときにちょっとした(と言うか、かなり大きな)ハプニングがありました。それは、エンジンとMTを合体させるときに起こってしまったようです。

なんとMTを修理してシトロエンC2に組み込み、走らせていて、ガレージへと戻すとエンジンルームから液体が滴っているではありませんか!

エアコンの水かと思ったら場所が違います。どうやらエンジンとMTの間から漏れている様子。そうなると真っ先に思い付くのはエンジンのクランクシールからのエンジンオイル漏れ。年式から考えれば、クランクシールが破れても不思議じゃありません。

しかし、よく調べてみるとエンジンオイルじゃありませんでした。オイルではないが粘性のある液体、そうクーラントが漏れていたのでした。シトロエン純正のクーラントは青色でちょっと粘性のある(消泡性に優れている?)液体なのです。

クラッチが収まるベルハウジング内からクーラントが滴っているのですが、ベルハウジング内部でクーラントが漏れるような部分はありません。

なんでクーラントが漏れているのか、不思議でしたが原因を追求しなければ修理や対策はできません。エンジンルームを下から覗いているだけでは解らなかったので、エアクリーナーを外して、MTを上から見える状態にして、原因が判明しました。

なんとエンジンとMTの間にヒーターホースを挟み込んでしまっていたのでした! ヒーターホースの下側がちょうどエンジンとMTの接合面の上にあり、少したるんでいるのでそのままMTの締結ボルトを締め込んでしまうと挟んでしまうのです。

しかもその上にはラジエターのロアホースが走っているので、上から見ているだけではほとんど隠れていて見えないんですね。日本車では考えられないようなレイアウトで、こんなところにイタフラ車のテキトーさを感じさせるのでした。

挟み込んでしまったことでホースが破けて、クーラントがベルハウジング内を伝わって下に漏れてきていたので、ベルハウジング内からクーラントが漏れていたように見えていた、というわけです。MTの締結ボルトを緩めて、エンジンとMTの合わせ目に隙間を広げると挟まっていたホースは抜けました。

しかし破れてしまっているので、交換する必要があります。しかしパーツスペシャリスト山口に問い合わせてもらいましたが、すでに廃番とのこと。さて、どうしましょう。

破れていたのは比較的まっすぐな部分なので、内径を合わせて汎用のヒーターホースをジョイントすることにしました。ジョイントもヒーターホースもAmazonで見つかり、ホースバンドは近所のホームセンターで手に入れました。

今度は絶対に挟まないようにヒーターホースをちょっと長めにして、樹脂製のロアホースの上を通してやりました。樹脂製のホースは下のホースを避けるように湾曲しているので、ここに通して結束バンドで固定するのも一つの方法ですが、確実な対策をとりました。

それとエンジンルーム内のバッテリーケースなどを脱着する際に、ワイヤーハーネスなどを固定しているクリップは結束バンド一体型なので再使用はできません。しかも楕円形の穴に細い突起が刺さっているだけで脱着しにくいモノなのでAmazonで汎用の結束バンドと固定するベースのセットを購入して利用することにしました。

これなら結束バンドを切るだけで脱着できるので、作業性も高まります(次はいつ脱着するのか?)。こうしたところも国産車の方が良く出来ていると思うのもクルマへの理解を深めますし、改良していく作業も楽しいのです。

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