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今なおホンダS660のポテンシャルを引き上げる! クーリング性能を大幅に改善⁉️ダクト付きRフェンダーの効果を検証

ガレージベリーがホンダS660のエンジンルームを効果的に冷やせるエアースクープフェンダー導入ダクト付きを開発し、発売した。

開発の経緯や製品の内容はYahoo!ニュースに掲載している記事を見ていただくとして、ここではその効果を確かめるため走行テストした内容を報告したい。

試乗したのは8月下旬。発表されている気温は32℃くらいだが、クルマの周囲は路面が近いためそれよりも1、2℃は高いと思われる。

まずはダクトを外から塞いで、ノーマルとほぼ同じ状態にして走行してみた。ちなみにノーマルのリアフェンダーも底部にダクトが設けられているが、これはエンジンルームに風を導いていないので、効果があるとは思えないものだ。

長い信号待ちや渋滞ではみるみる温度が上昇し、十数分で59℃を超えた。一般道でも流れていれば、そこから温度は徐々に下がってくるが、また信号待ちで上昇するので53℃くらいまでしか下がらなかった。

一般道で周囲の流れに合わせて走っていても、この程度なのだ。サーキットでスポーツ走行を楽しんでいれば、この時期はエンジンが熱ダレを起こしても不思議ではない。

高速道路に乗ってみても、ジワジワと温度が下がっていくものの、走行風の恩恵を受けているようには感じない。50℃を切るまでは早かったが、その後はなかなか温度は下がってくれない。

吸排気をチューンしてブースト圧も高めているから発熱量も多いのだろうが、80km/hで巡航しているのだから、ノーマルと比べてそれほど熱くなっているとは思えない。ましてやリアバンパーはメッシュグリルだらけで、ノーマルより熱気はこもりにくいはずなのだ。

周囲に合わせて速度が上下すると、下がってきていた温度が上昇するようにもなった。そこで45.4℃が高速巡航時の最低温度であることを確認して、ノーマルフェンダー相当での走行を終了させた。

ダクトの有無でこれほどの差が生じるとは!

ダクトを覆っていたガムテープを剥がして、再度走行してダクト付きフェンダーの効果を確かめる。

一般道の信号待ちではやはりエンジンルーム内は53℃あたりまで上昇する。しかし走行風が入ると途端に温度が下がり始める。一般道でもダクトを塞いだノーマル相当との差は明確だ。

そして高速道路に入った途端、真価を発揮し始めた。ETCレーンを通過して、本線との合流に備えて加速するとエンジンルーム内の温度が一気に下がった。なんと一気に40℃を切ったのだ。

温度の測定範囲の関係で、それほど高反応な温度計は使えなかったのだが、数秒ごとにセンシングしてくれる温度計で1分もかからずにここまで下がるとは驚きだ。

38℃台までは一気に下がったが、そこからは温度低下はゆっくりだった。高温のエンジン部品から熱を奪いながらだから、それも当然だろう。結局5分走って最低温度は36.6℃、ダクトなしと比べて9℃も下がっているだけでなく、外気温にかなり近い数字まで迫った。

エンジンルーム内の空気の流れが圧倒的に増えているから、空気の温度が下がっているだけでなくエンジン表面の温度も下がり水温や油温の安定化にもつながっているのは確実だ。

試乗後に、オーナーさんがミニサーキットの走行会に参加したところ、タイムアタックしている時のエンジン吸気温度が従来より20℃も低下したそうだ。これはパワーアップやエンジン保護に大いに貢献することだろう。

エンジンルームを冷やすより、オイルクーラーを増設してダクトの風を導いたり、エアクリーナーボックスにダクトの風を導いた方が、エンジンにとってより良い効果をもたらすハズであるから、工夫次第でS660のポテンシャルをより引き出すことも可能となりそうだ。

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