断熱性能を高めるために強制換気による通気工法を採用した今回のデュカト・キャンピングカー製作ですが、換気ダクトの設置には最後まで迷いました。
結局、75φのアルミダクトを繋ぎました。カウンターフローファンも同じ太さなので取り付けは簡単です。換気性能はそこそこですが、配管が太すぎて見た目も収まりもあまり良くないので、後日もっといい方法を考えて変更したいところです。
続いて排水タンクを製作する作業に移りました。これはアイリスオーヤマのRV BOXというコンテナを加工して、排水を貯めておくタンクとして利用するものです。
本来は様々なモノを保管したり運ぶためのコンテナですが、重たいモノも運べるよう強度も十分に確保されているはずです。
キッチン排水とシャワー排水の配管をして、BOX内の仕切板に穴を開けた上で取り付け部分に補強を施しました。これは排水タンクを分別する必要はないのですが、走行中に水が大きく揺れるのを抑えるバッフルプレートとするためです。
車体の底部中央部分に穴空きアングル使って、排水タンクを吊り下げました。時間と予算に余裕があったら、ここは軽量化のためにアルミのアングルで作り直したいところです。
しかしタンクの取り付けの位置決めに迷たことなどで、思ったより時間が掛かってしまいました。
そうこうしているうちにタイヤホイールを交換する予定日に迫って来たので、排水タンクの製作は途中で断念して、ベッドマットの加工に移りました。
コレはディノスのオリジナル商品のマットなのですが、エアウィーブのパクリみたいな商品で樹脂の太い繊維が不織布のように絡み合っています。厚みを抑えても寝心地を確保してくれそうです。スポンジみたいな素材では無いのでカットしてベッドスペースに合わせました。
まだ排水タンクが未完成の為、キッチンやシャワーは使えない状態なのですが、タイヤホイールを交換するためとテスト旅行も兼ねて、この段階で栃木県佐野市にある知り合いのタイヤ屋さんへと向かいました。
川田タイヤ商会は、地元の乗用車、商用車ユーザーからの信頼も厚い、タイヤの専門店です。LT規格のタイヤも安心して任せられます。TPMS(タイヤ空気圧モニタリングシステム)も組み付けて、タイヤホイール交換は無事に完了しました。
栃木まで出掛けたついでにテストのため数日、車中泊してみましたが、ルーフエアコンの暖房機能ではまったく能力が足りず、夜は寒くて堪りませんでした。そこで急遽、家電量販店に寄ってセラミックヒーターを購入しました。
これは正直言って暖かい、これだけでかなり快適になったけど消費電力も高いのが今ひとつです。
サブバッテリーの蓄電量には余裕がありますが、このセラミックヒーターを毎晩使う為には、相当の充電能力が必要でしょう。
天気の良い日にそこそこの距離走れば何とかなりそうですが、毎日そう上手く充電するのは厳しいと思います。暖房性能をどう確保していくか、今後の課題が増えました。