デュカトがウチにやってきました。名古屋からの自走で長距離ドライブ(およそ500km)でも、たっぷりしたシートで座り心地は快適、国産車とはレベルの違うゆったり感でまったく苦になりませんでした。
想像していた以上に車体は大きいから取り回しには気を使ったけど、まぁそのうち慣れるだろ、というレベル。2tワイドのトラックに乗ってると思えばいいかなと。FFだからさらに小回りは利かないけれど何とか普段使いできるレベルです。
それにクリーンディーゼルと9速ATの組み合わせは高速巡航が楽々。でも高級車じゃないから静粛性とか乗り心地はそんなに良くない。まあドンガラだから、軽快に走るのは当たり前だし、うるさいのも仕方ないところです。
自宅に到着したら、まずは運転席と荷室との隔壁を外して、基本レイアウトの確認です。
デュカトが手に入る前から、夜な夜な晩酌しながら、自分にとってベストなキャンピングカーのレイアウトはどんなカタチなのか、妄想ばかりしていました。そんな日々から、いよいよ計画を実行に移す段階が来たのです。これが嬉しくない訳がないでしょう。
想定していたイメージは、就寝スペースは最後尾に2段ベッドを横に置いて、その手前にはシャワーブース、シャワーの向かいをキッチンスペースにする、というもの。この辺は動かしようの無い大型設備です。
このクラスにならないとシャワーブースをつけるのはDIYでは難しい。ハイエースをベースにすると室内幅の関係でかなり狭くなってしまうから。
最近はハイエースでもボディ後部を作り直したキャブコンが増えているのは、室内空間を広げてシャワールームなどの装備を盛り込むから、という理由も少なくないようです。
温泉好きな人が全国の温泉巡りをキャンピングカーで行うならいいのでしょうが、自分はそこまで温泉好きではなく、風呂に入るために十何kmも移動するのはルート的にも時間的にもロスが大きいのです。
タイヤハウスの位置と大きさの関係で予定よりシャワーブースの位置が前寄りになってしまったので、最初考えていたクローゼットと位置を逆転させることにしました。
レイアウトが決まったら、まずは外板の防振の為に制振材を貼ります。屋根から壁の窓が付く予定の場所以外、全てに貼り込みました。
その後、制振材の上にウレタンフォームとアルミ箔で出来た断熱材を貼り込みます。この断熱材は5ミリと10ミリ厚を使い分けて、出来る限りフレーム内も貼りました。アルミ箔のおかげで輻射熱も抑える効果に期待しています。
元々仕上がっている運転席の天井も剥がして、制振材と断熱材を貼りました。
断熱材に関しては、グラスウールの併用も検討しましたが、熱がこもる事で冷房効率に影響が出そうだったので、今回は採用せずに強制換気にによる通気工法を採用することにしました。これについては、作業をしながら説明していきたいと思います。
次回はいよいよ床を張ったり、配管を回したりする作業を紹介する予定です。