北海道一周の旅から帰ってきて、まずはエンジンオイルを交換することにしました。メーカーマニュアルだと2万~3万kmが推奨という長い交換サイクルですが、ディーラーで聞くと日本では1万kmが目安としているようです。
欧州では一気に長距離を走るので短期間に走行距離が進み、オイルの酸化などが少ないので3万kmでも大丈夫なのでしょう。
ディーゼル車なのでオイルの汚れ具合では判断し難いですし、日本正規デュカトにはディップスティックも付いていないので、距離による定期交換が良いと思います。自分は8000km~10000kmを目安にエンジンオイルを交換するようにしていて、オイル交換2~3回ごとにオイルフィルターを交換してます。
エンジンオイルの粘度やグレード、走行負荷などにも影響すると思うので一概には言えませんが、国産車の様に3000km~5000kmでのオイル交換や10000kmでのフィルター交換では少し勿体無いと思ってます。
オイル交換のついでに足回りの点検も行いましたが、走行距離もまだ2万km以下なのでブレーキパッド等の摩耗やタイヤの減りも大丈夫でした。タイヤの減りに関しては前回の記事で書いた通り、ローテーションがちょっと遅く、フロントタイヤの減りがかなり大きかったので、今度の冬にはスノータイヤとしては使えそうにありません。
またドアの内側にも制振材を貼りました。ドアが大きいので閉める時に力を込めるのですが、その時にドアパネルが共振してバン!と大きめな音が出てしまって安っぽい(まぁそもそも商用バンですから)印象でした。
しかし制振材を貼ると、ドアを閉めた時の音が「ボンッ」と鈍い音になり、耳障りが良くなって高級感が出た印象です。パネルの共振が抑えられたことで、半ドアにもなりにくくなった気がします。
さて、北海道から戻って1番の問題点は「電気給湯器からの水漏れ」でした。旅行中は車体の揺れで冷蔵庫の水でも漏れたのかと、あまり気にしていませんでしたが、旅から戻りよく確認すると、電気給湯器からガッツリ水漏れしていることが発覚しました。
使っていたのはTOTOの家庭用小型電気給湯器で容量30リットルのタイプです。北海道の荒れた路面からの振動に耐えられず、本体内部のタンクを固定していたビスが1本抜けていて、その為にタンク下部配管から少量ですが水が漏れていました。
接続部分には密閉性を確保するためOリングが使われているものの差込クイックファスナー接続なので、振動対策などは皆無と言える仕様です。そもそもコレは住宅の室内での使用を想定している製品なので、キャンピングカーの走行中の振動に耐える作りではありません。
TOTOの製品が悪い訳では無く、単にこちらの利用の仕方が悪かっただけなのです!
30リットルの給湯器は2人が連続してシャワーを浴びても余裕の貯湯量だっただけに、修理や水漏れ対策を強化して使う事も考えましたが、本体内部にも同じ様なジョイントが数ヶ所もあり、対策するのは難しいと判断しました。
代用品となるものを色々探した結果、内部配管が無く接続部も水のinとお湯のoutしか無いシンプルな電気給湯器に交換しました。
ただしこの給湯器は10リットルしか貯湯出来ませんので、1人が浴びたら10分~15分待たないと2人目がシャワー浴びれません…。まぁそんくらい待てるから大丈夫かと。
その他仮設で留めてたパーツなどが取れかかったりしていた位でメインの設備、電装などは問題無しでした。更なるテストをして完璧なDIYデュカトとして完成させます!