壁の断熱材貼り込みと並行して、床下地の根太を張っていきます。桟木に防腐剤を塗って、デュカトの床リブの間に200~250ミリピッチで流します。
作業性と確実さを考えると、床下地はフロアとビス止めした方が楽なのですけど、フロアパネルを貫通させると後々に錆が発生する可能性を否定できません。
なのでビス止めは止めて、すべてウレタンボンドで固定することにしました。けれども、これによって後でドンガラに戻すことも難しくなってきます。つまり「後戻りはできない」ということですが、何とかなるでしょう。
根太の間には、10ミリの発泡スチロール板をはめ込んで断熱することにしました。細かい所は発泡ウレタンのスプレーで隙間を塞いで断熱です。こうしたことで隙間から冷気が入ってくるのを防ぐようにしたいと考えて行いました。
床の捨て貼りには、パナソニックの合板フロアでは最高級のアーキスペックフロア、という材質を贅沢に使用しました。と言っても実は現場の余物です。廃材(と言っても新品で完成したばかりの部屋をリフォームした時に出たモノ)利用でエコ、しかもタダなのです!
床下地が出来たら、シャワーブースの排水の検証をすることにしました。なぜなら車底部のフレームがどうしても干渉するので、そこにしか付かないためシャワーブースの位置も決まってしまうのです。
排水トラップは床上設置になってしまい、シャワーブースの天井高は1700ミリ位になってしまいましたが、ウチの夫婦なら十分立てる高さなので、これで合格としました。シャワーヘッドは天井ギリギリに取り付ける訳にもいかないので、頭を洗う時にはしゃがむ必要がありますが、そこは我慢します。
どういう風にカランやシャワーヘッドを取り付けるかは追い追い考えるとして、とりあえずシャワーブースの位置はこれで確定しました。
他にも方法はあるのかもしれないのですが、素人が普通に手に入る部品(住宅用なら大抵のモノは取り寄せられるのですが)を使って仕上げるので、どうしても限度があります。でも仕上げた後でも、いいアイデアが思いついたらやり直せるのもDIYの強みです。
シャワーブースにシャワーパンの設置が出来たら、シャワーブースの壁下地の制作に移ります。これも未入居新築マンションのリフォーム工事で、取外して取って置いたクローゼットの扉を利用することにしました。
背面に関しては防水パンに対して2枚の扉使ってみたところ、シンデレラフィット(!)となりました。偶然とはいえ、こういうことが起こるとDIY作業は楽しくなるもんです。
両側面はボディの断面形状なりに切り取ってピッタリと組み付けることにしました。これによって奥行きを確保しながら出来るだけコンパクトにすることで他のスペースを広くしたいのです。
どんがら状態ではめっちゃ室内広いデュカトですがボディがノーマル(L3H2)のキャンピングカーを見ると、シャワーブースがついている機種はそれほど室内広くなかったので、それを考えるとシャワーブースの張り出しはできる限り小さくしたいと思っていました。
シャワーブースの壁の固定するため、並行して天井の下地張り作業が進みます。7月の初旬に納車後、約1ヶ月でのことでした。
真夏の炎天下での屋外作業は暑いというレベルじゃなく、ダイエットにはもってこいでした…。