逆あおり運転という言葉を聞いたことはありますか? また実際に遭遇したことはありますか? 逆あおり運転は、最近社会問題として注目されている問題の一つです。この記事では、逆あおり運転の意味や特徴、遭遇した際の対処法について詳しくご紹介します。
逆あおり運転とはどのような行為なのか?
あおり運転とは、自分のクルマに対し後続車が車間距離を詰めたりクルマを左右に揺らし、パッシング、クラクションなどを鳴らして威嚇する行為です。それに対して逆あおり運転とは、自分の車に対して前走車が走行を妨害するものです。
具体的には、車間距離を詰めたり、急ブレーキをかけたり、車線変更を妨害したりする行為が逆あおり運転に該当します。逆あおり運転は、被害者に対してストレスや不安を与えるだけでなく、交通事故の原因にもなる恐れがあります。
道路交通法では一般道の最低速度に規定はないため、ゆっくり走ることは違反ではありませんが、後続車に追い付かれた場合は、加速せず左によって進路を譲ることが義務付けられています。したがって、後続車の進行を妨害するのは程度に関係なく交通違反なのです。
逆あおり運転の特徴とは?
逆あおり運転は、一般的に以下のような特徴があります。
1. 追い付かれた車が意図的な急ブレーキにより、後続車の進行に対して妨害を試みたりすることがある。
2. 追い付かれた車がわざとゆっくり走行したり、窓から腕を出して振り上げたり、暴言を浴びせたりすることがある。
3. 後ろからあおり運転をしていた車が、被害者を追い越して車線を塞いだり、急ブレーキをかけたりすることがある。
このような行為は、道路交通の秩序を乱し、衝突事故の危険性を大きく高めることです。こういう行為をするドライバーは、自分の常識こそが正義だと思い込んでおり、それを守ることは当然だという思考から、逆あおり運転に行き着いてしまうようです。
相手がどんなに違法行為をしていたとしても、逆あおり運転やあおり運転をしていい理由にはなりません。正義感の強い人も、あおり運転をしてしまいやすいといわれていますので、気を付けたいところです。
逆あおり運転に遭遇したら、どうやって防ぐ?
もしも逆あおり運転に遭遇した場合、以下の対処法を試してみてください。
1. 冷静に対処する:パニックにならず冷静に行動しましょう。相手の行動に巻き込まれないようにするためにも、自分自身をコントロールすることが重要です。
2. 車間距離を確保する:相手の車が近づいてきた場合は、自分の車と相手の車の間に適切な車間距離を保ちましょう。これにより、相手の車が自分の車に接触する可能性を減らすことができます。
3. エスケープルートを確保する:逆あおり運転が続く場合は、周囲の状況を確認しながら安全な場所に逃げることを考えましょう。遠回りになっても、別ルートを選んで前走車とは離れることが
コンビニの駐車場には防犯カメラもあり、そこに入って警察に電話することも有効です。近くに警察署や交番がある場合は、そちらに向かうのも一つの手です。
逆あおり運転は免許取消しになる行為
逆あおり運転は、被害者にストレスや不安を与えるだけでなく、交通事故の原因にもなる危険な行為です。遭遇した際には、冷静に対処することが重要です。車間距離を確保したり、エスケープルートを確保したりすることで、自分自身を守ることができます。
また、逆あおり運転をされるのは、その前に何かきっかけとなるやり取りがあったことが多いようです。法的には問題なくても、その人にとっては許せないことがトリガーになり、逆あおり運転に発展することが少なくないのです。
逆あおり運転を行う人に対しては、法律的な制裁があることも覚えておきましょう。つまり、逆あおり運転もあおり運転同様、妨害運転罪となる犯罪なのです。妨害運転罪として検挙されると、免許取消しの行政処分や罰金刑などを受けることになります。
つまりあおり運転は、最低でも免許取り消しになる重罪なのです。自分があおり運転をしないだけでなく、周囲の流れに沿って安全運転を心がけ、逆あおり運転を未然に防ぐことが大切でしょう。