キャンピングカーとしての架装により重量が増加したフィアット・デュカト。元々最大積載量1.2tの貨物車ですが、そこまで重量は増えていないけれども、すでにリアサスペンションはバンプラバーがガッツリとタッチしています。
測ってみるとノーマルより約50ミリも車高が下がっていました。これじゃ見た目も不安定そうだし、走りもバランスが悪いのを助長している感じです。姿勢を整えるためにエアサスへの変更も検討しましたが、手頃な価格では実現出来そうも無いので、取り敢えずバンプラバーを交換することにしました。
そこでパンクしないエアサスと言われているsumoスプリングを装着することにしました。ウレタンフォームを利用した、ストローク感のあるバンプストッパーという印象です。
バンプラバーとしてはちょっと高額ですが、それだけ効果も期待できるというものです。、試しに取り付けて見ました。
装着してみると、イメージした通りリアの車高が30ミリ上がって、クルマの姿勢はほぼ水平になりました。そこは満足ですが、乗り心地は改善されません…。やっぱりバネだけの追加では、走行中の衝撃で跳ねるように反発してしまいます。
そこでバンプラバーに続いてダンパーも交換してみることを決意しました!
阿部商会に問い合わせして、ビルシュタインのデュカト用を確認したところ、標準形状のB6タイプなら国内在庫1セット有りとのこと。即納だったので購入して送ってもらいました。
ノーマルは副筒式の低圧ガスダンパーなので、単筒高圧ガスダンパーのビルシュタインであれば、かなり踏ん張ってくれるのでは、と期待して交換しました。
交換作業は、フロントサスペンションはストラットなのでコイルスプリングをスプリングコンプレッサーで外す必要がありますが、要は部品交換なのでキャンピングカー製作のように採寸から材料のカットや穴開け、バリ取りなどの現物合わせの加工が要らない作業ですから簡単なもんです。
黄色いダンパーのケースとバンプラバーが足元をドレスアップ(見えないけど)してくれて、見た目にもオシャレになった印象です。
さて、ダンパーをビルシュタインに交換した結果ですが、コーナーなどのロールは確実に改善されましたが、あいにく乗り心地は、突き上げはバンプラバーが潰れ切るまでのストロークしかないので、少し良くなった程度です。そのため今後も更なる改善を必要だと思いました。
それにはリアのバンプラバーで支えるのではなく、やはりエアサスに交換するしかないと思っています。
それに加えて、このデュカトにはまだまだ色々改善したい部分が沢山あります。キャンピングカーとしては十分に機能するようになりましたが、さらに完成度を高めたりカスタマイズ始めるとなると、どうやら終わりがなさそうです。
それにはコストの事を考えると、スポンサーである嫁の説得が1番の障害ですね。ご機嫌とりつつ交渉を頑張ることにします。