キッチン本体は床材と同様、住宅家具工事で余ったパナソニックの家具部材を利用して作って行きます。エコだし製作費の節約にもなって、高級感もあって…といいことずくめのように思えますが、一つ重大な欠点がありました。
住宅用建材は正直言って重いです…。重厚な雰囲気を感じさせるだけじゃなく、実際にも重厚なんです。今回は化粧部材が沢山余ってたので採用しましたが、材料を購入して作る人にはお勧めできません。やめた方が良いと思います。
間仕切に使ってる扉部材等はフラッシュ構造(無垢材ではなく、枠に薄板を貼ったもの)なので軽いんですけどね。キャンピングカーメーカーの製品は、見た目と使い勝手と耐久性と重量を上手くバランスさせているので、決してDIYでも時間と手間さえかければ同じモノが作れる訳じゃないと痛感しました。
それでも既存のキャンピングカーを見て、レイアウトや作り込みなどで物足りなさを感じていたのも事実なので、なるべく軽く作ることも考えながら作業を進めていきます。
キッチン天板は集成カウンター材を切り抜いて、1口のIHクッキングヒーターとシンクと折りたたみ蛇口の組み込みを設定しました。
シンクは中国製なので、細かい部分の作りに関しては信用なりません。トラップや継手部分は普通はやらないシーリング処理までしっかりと行ない、トラップのネジ部は緩み止めにワイヤーロックを施工しました。ここまでやれば、ひとまず安心です。
ベット下にマウントするサブバッテリー、5個のRENOGY製リン酸鉄リチウムイオンバッテリーの配置については、車体左右の重量バランスを取る為に右側に3個を置いて、中央に2個置くことにしました。と言うのも左側はキッチン、電気温水器、冷蔵庫などの重量物が置かれるので、バッテリーは出来るだけ右に寄せた方がいいからです。
前後の位置的にはリアのタイヤハウス内側なので、重量配分としてはミッドシップ(いや、エンジンじゃないから関係ないか)です!
そしてバッテリーからの電力で利用する2000WのACインバーター2台の設置場所は、どこにするかまだ検討中です。
車内にサブバッテリーを仮置きしたので、そのうちの1個だけをエアコンと繋いでガスチャージと試運転をしてみることにしました。
マニュアルを読むとエアコン購入時は、クーラーガス入ってないから600g入れろって書いてあったのですけど、マニホールド繋いでみたら結構な量ガス入ってるやん!(なぜに関西弁?)
全部回収してからまた入れ直すの面倒だったので、低圧側高圧側のガス圧を見ながら、ガス圧基準でクーラーガスの量を調整しました。
試運転で問題無く冷えるのは確認できました。しかしバッテリー5並列つなぎして利用する都合上、1個のバッテリーを使ってしまうと、後で各バッテリーの電圧調整が大変なので、誠に残念ですが作業中でのエアコン稼働は諦めました。
毎日暑い中作業が続きます。皆さんも痩せたかったら、夏場にキャンピングカーを製作してみるといいですよ。