シャワーブースの仕上げ作業に取り掛かりました。ブースの壁は以前紹介していますが、リフォーム工事で取外した新品のクローゼット扉をカットしてサイズを合わせて下地を作ります。ジョイント部分は防水テープで止水処理しました。
内壁の仕上げにはユニットバスで使われているバスパネル等も検討しましたが、コスパ優先で今回はアルポリ板(樹脂をアルミでサンドイッチした板)を採用しました。見た目はちょっと素っ気ないですが、これは安くて軽くて、加工も楽な素材です。
下地がなければバスパネルもいいんですが、キャンピングカーには軽量化も大事ですからね。アルポリ板に仮止め用の両面テープを貼ってから、キッチンパネル用ボンドで貼付けていきます。
天井には透湿防水シートを貼ってバスリブ(平板状のバスパネル)を使いました。あとは水栓をどうしようか、というところです。何しろ狭くてぶつかりやすいのでシャワーヘッドと混合水栓をどう取り付けようか悩みどころなのです。
シャワーブースの左側の壁には、トイレ(ラップポン)用の防水扉に穴開けして、枠も取り付けしました。枠さえ取り付ければ扉ははめ込むだけなので、他の作業で傷つけたりすると嫌なので、ここまでで止めておきます。
続いてラップポンの収納庫兼、ダイネットスペースに設けるソファのベース部分の制作をします。ベース部分の上にクッションを置いてソファにするのですが、そのベースの中にラップポンを収納できるようにするのです!
ここは今回のデュカトDIYキャンパーの肝となる部分でもありますから、力が入ります。防水扉とソファベースのクリアランスが左右5mm未満上下20mm未満なので、レールの取付寸法など加味して慎重に制作しなくてはなりません。
引き出した時にシャワーブースの中心まで持って来れるように、スライドレールは500mmの2段スライドの物を採用しました。ここの収まりはけっこう時間をかけました。何度も何度も納得行くまで検証しましたので、満足の収まりです!
換気扇に関しては、キャンピングカーの場合、ほとんどの人が採用しているマックスファンも考えたのですが、ルーフのほとんどの部分をソーラーパネルに埋め尽くす計画だったので、別の方法を検討しました。
しかし普通のシロッコファンタイプは埋込寸法が厳しく、普通のパイプファンでは排気能力が足りなさそうです。そこで今回はカウンターフローファンを使うことにしました。これは一つの筒の中に吸気用と排気用のファンがあり、1つのパイプファンと比べて空気を圧送する能力を高めています。
今回はこれをボディの左右に取り付けて中間ダクトファンとして使い強制換気用として利用するだけでなく、シャワーブースとキッチン用としても利用します。
次回はサブバッテリーに仮置きとエアコン試運転、キッチンの製作とソーラーパネルの設置を紹介します。