話は昨年の暮れに遡ります。冬季のテスト車中泊で寒い思いをして、やっぱりキャンピングカーには燃焼式の暖房、FFヒーターが必須だと思い知らされました。というわけで帰宅後に早速探して発注することにしました。
本当はベバ⚪︎トやエ⚪︎ス製のヒーターを取り付けたかったのですが、これらは取り付け講習を受けた者にしか販売してくれません。実は取り付け講習を受けられないか相談してみたのですが、継続的に取り付け作業をする販売目的の業者しか講習を受けられないらしく、DIY目的はダメらしいです…。
しょうがないので、中華の安いFFヒーターを購入して、自分で取り付けることにしました。これなら自己責任なので、何か問題が生じても迷惑をかける関係業者はいません。
早速、とある大河の名称を持つ某ネット通販大手で海外業者に直接注文します。数週間後、届いたらすぐに本体のカバーを外して内部の構造を点検しました。配線などの結線が確実かや挟み込みがないかなども確認しました。
その結果、問題無さそうなので、作り上げたダイネットをバラして取り付けの準備を始めました。ダイネットの床下収納スペースにFFヒーターを納める為の改修工事の始まりです。
床板もヒーター取り付け部分だけカットして剥がしました。吸気、排気、燃料配管などは車外に引き出すので、さらにフロアに穴開けをする必要があります。これは位置決めをしてドリルと電ノコで開け、表面のバリを取ってから錆止めしました。
有難いことにデュカトには、最初から燃料タンクにFFヒーター用の燃料取出バルブがありました。これで燃料タンクに加工をすることなく、ヒーターへの配管ができます。
フロアパネルも燃料タンクのところはサービスホールが開いているので、燃料ポンプの交換やこうした配管の追加も簡単です。このあたりは流石、キャンピングカーのベース車両として長く利用されてきただけのことはありますね。
車外の燃料ホースなどには保護管などを被せて、穴開けした床板などの隙間は耐火パテで処理しました。これで車内は真冬でもガンガン暖房が効く、快適空間になりました。
FFヒーターの取付をしてみて感じたことは、デュカトの場合は燃料の取り出しは簡単ですが、取り回しや配管の保護などの処理が必要でした。
またFFヒーターの吸気や排気管の取回しや、固定に加え床板貫通部の処理など、気を使う部分が多々あります。なので、安易なDIYはオススメしません! 安全第一に確実に施工出来る自信が無い方は、やっぱり専門の業者に作業を依頼した方が良いと思います。
ともあれ、これで寒さ対策は大幅に改善されました。暑さ寒さに対する不満があると、まったく快適じゃありませんから。やっぱり燃焼で発生する熱はあったかいですね。
3 件のコメント
初めまして。
私もドンガラ・デュカトを車中泊仕様にDIYしている者です。
これまで別体のタンクでffヒーターを稼働させていましたが、燃料タンクからの給油に変更しようと考えていた所、貴殿のサイトにたどり着き参加にさせて頂こうと思っております。
写真を拝見した所、燃料ポンプユニット上部から燃料を吸い上げている様ですが、黒色のパーツを取り外せば、そのままホースを接続可能なのでしょうか?
貴殿も色々と試行錯誤の上で、考案したかと思いますが、ご教示頂けると幸いです。
まさるさん、こんにちは!
お問い合わせありがとうございます。
デュカト製作者に確認したところ、やはり燃料ポンプのところに予備の取り出しが設けてあり、そこに燃料パイプを接続するだけで燃料の供給ができたそうです。
写真をよく見て参考にされてください。また分からないことなどあれば、お気軽にお問い合わせください。
高根様
ご丁寧に返信頂き、ありがとうございます!
早速、冬に備えてホースの付け替えをトライしてみます。