シャワーブースのベースが出来上がったので、続いて下段ベッドの製作に移ることにしました。ベッドは車内の最後部に横方向に2段ベッドを配置するレイアウトです。
そのためボディ内側には電動昇降システムを取り付けながら下段ベッド作って行きます。この電動昇降システムは電動昇降デスクの機械部分を流用したものです。耐荷重が120kgとなっているので、ベッドにも使えると判断して導入しました。
と言うのもセミダブルサイズのベッドをあつらえるとかなりスペース的に厳しくなりますし、室内で立てるほどの空間はありますが、普通に2段ベッドにすると高さが不足するので考えた折衷案とも言える構造です。
作業しているとネットでチェックして注文していた両サイド用のアクリル2重窓が届いたので、試しに運転席後ろから取り付けることにしました。そこで窓に合わせて開口する寸法に切り抜いた型紙を貼って、周りを養生して行きます。
かなり色んなモノで切った張ったを繰り返してきた自分でも自分のクルマ、それも新車ですから、さすがに初めてボディに穴開けする時はちょっと緊張しました。
まずは慎重にど真中に穴開けてみて、そこからの距離でボディ内側の裏骨との干渉を確認して、ジグソーで切り抜いて行きます。その後は丁寧にバリ取りして切り口にサビ止め塗料を塗って、乾燥させたらいよいよ窓を取り付けていきます。
窓の大きさに合わせて養生して、内側には補強用の木材を用意してあてがい、窓の接着には今回シーカフレックスという接着剤を使用しました。
クルマのボディを切り取って窓を取り付けるのは初めてだけど、何とか上手く行きました!窓が付くとグンとキャンピングカーらしくなりますね! これまでは商用バンといった雰囲気だったのが、一気にキャンピングカーに見えてきました(自画自賛)。
さて、ベッドの製作と並行して、清水タンクの加工も進めます。本当は車体の底部(フロア裏側)に吊り下げるように取り付けるつもりでしたが、凍結防止の対策に時間がかかりそうだったので、取り敢えず車内に設置することにしました。
50リットルのタンクの蓋を加工して、ここに水位センサーを取り付けました。コレはニュージャパンヨット(NJY)から提供してもらいました。
NJYの社名から分かる通り、ここは元々ヨットの部品を提供している企業ですが、ヨットも宿泊設備があるのでキャンピングカーにも使える部品も多く、現在はキャンピングカー用品なども広く扱っています。ネットで通販もしているので、DIY派には助かります。
清水タンクは、ひとまずタイヤハウス後ろのデッドスペースに納めることにしました。ベッドの土台の下に扉を作って、半分は備品収納庫にすることにしました。これでマットレスを敷けばベッドの下段は完成です。
ベッド下の清水タンクと衝立を挟んで車体奥側に給水ポンプも設置しました。コレもNJYから提供してもらったものです。JABSCOの高圧水ポンプ、パーマックス4とアキュムレータータンクで、快適に水を利用できるようにしました。
次回は給水、給湯の配管と助手席側の窓設置などの作業に続きます。