真夏の炎天下での作業が続きますが、せっかくエアコンを付けたものの、まだまだ稼働出来ません…
なぜなら電線の仕込む作業とか電源となるサブバッテリーが、まだ付いていないのです! というか自分がつけていないだけなんですが、その前にやることが色々あるんですよ。
ここからは壁の中を電線を通す下地を作ったり、換気ダクトの検証をすることにしました。シャワーブースの換気扇は、ダクトで最後尾の下まで引っ張って排気します。
あまり効率は良くないのですが、ソーラーパネルをルーフに敷き詰めるのでルーフには換気扇のスペースが取れそうにありませんし、室内の断熱のために強制換気システムを導入するので、その換気システムをシャワーやキッチンの換気にも利用することにしたのです。アイデアとしてはいいと思うのですが、果たしてどうなることやら。
同時にシャワーブースの壁面に防水扉を追加設置するための準備を始めました。この扉はダイネットのソファの下部収納と繋がっていて、そこからトイレをシャワーブースに引き出して使う様に計画しています。
トイレは、水を使わず汚物を密閉個包装できるラップポンの介護用を購入して、分解して機能部分だけを利用することにしました。こうすることでかなり費用が抑えられますし、フレームはオリジナルで制作することでサイズや高さを自由に決めることができます。
といってもこのトイレは緊急用で、普段はなるべく公衆トイレを利用するつもりです。詳しくはトイレを設置する時に公開します。
話は戻って、電線を通す為の配管には、PF管を仕込んで行きます。これは住宅にも使っているもので、蛇腹の配管を通しておくことで、後から内部に電線を通せるようにするものです。電話線や光ファイバーの引き込みにも、このPF管が利用されています。
建築時など最初にPF管を通しておけば、複雑な経路の配線作業も後から行えるので、建築時に配線を通すより便利で、使い勝手もいいのです。住宅に比べて狭いキャンピングカーでは、より役立つアイテムと言えます。
ただし今回は太い電線を通すので、1本の配管内に1本の電線しか通りません。なので配管も沢山仕込む必要があります。配管はあまり急カーブで曲げると、後で電線を通す時に引っ掛かったりして作業が大変になるので、出来る限り緩やかで最短になる様に配管するようにしました。
続いてベッドの下にサブバッテリーを仮置きしてみました。バッテリーはレノジー社製のリン酸鉄リチウムバッテリーを選択しました。安全性と耐久性を考えたら、日本企業が品質を管理しているリン酸鉄リチウムがベストでしょう。
バッテリーはレノジージャパンが協賛してくれたので、費用面で大いに助かりましたが、大きな200Ahを5台も搭載するので重量とスペースの確保が大変です。とりあえずベッドの下がデッドスペースなのでここに設置することを考えていますが、リアのオーバーハング部分なので、重量以上に走りに影響を与える可能性もあります。ここはまだまだ検討が必要ですね。
次回はシャワーブースの仕上げと格納式のトイレ、換気設備について紹介します!