Home / 環境問題 / 800Wソーラーパネルと200Ah×5のバッテリーを使い切れる、オフグリッド電力システムがついに完成#11

800Wソーラーパネルと200Ah×5のバッテリーを使い切れる、オフグリッド電力システムがついに完成#11

デュカトにソーラーパネル4枚800Wも結構頑張って色々寸法的に頑張りましたが、200AHのバッテリーを5個並列で繋ぐ事も、かなりのチャレンジでした。けれどもオール電化で車中泊中も空調や冷蔵庫、IHクッキングヒーターや炊飯器などを使うことを考えると、これくらいの発電量と蓄電量は必須だと思ったのです。

当初は普通に38スケアの電線を使ってバッテリーを5個並列で接続するつもりでしたが、それだと大電流が流せないことに気付きました…。

そこでレノジージャパンとも相談して、バスバー接続を採用する事にしました。全部のバッテリーをバスバーに集合させることでバッテリーや電線の負担は少なく、大電流を流すことができるからです。

材料は無酸素銅とタフピッチ銅を検討して、加工性などの理由からタフピッチ銅の断面積8x40mmのフラットバーを使うことにして、自作でバスバーの製作をすることにしたのでした。

ちょうどいい長さにカットして、端子接続用に穴あけしてタップ立ててネジ切りをしました。こうして3本のバスバーを作りました。

バッテリーモニター用にシャント(抵抗器)を挟んで両側に使用するのとプラス側用で合計3本使用するのです。全てのバッテリープラス側とバスバーの間にはANLヒューズを介して、安全性を確保しています。

バッテリーの充放電量をなるべく均一にしたいので、電線も太く、抵抗値を同じにするために並列の配線は全て同じ長さに揃えるようにしたので、取り回しには苦労しました。

充電設備のソーラーチャージャーや走行充電器とバッテリーだけでなく、負荷となる12vエアコンや2000wインバーター2台など全ての機器を、バスバーによって繋げることができました。

オフグリッド型の再生可能エネルギー+ディーゼル発電機(デュカト)という、完全自立型のオール電化キャンピングカーが構築できた瞬間です。

これなら例えばオートキャンプ場に行っても電源を借りる必要がないのです。そう考えると画期的じゃないですか! そもそもキャンプ場などを利用する必要もなく、

元々建築屋として電気工事士の資格はありますが、基本は交流100Vの工事なのでDCの知識は乏しいのです。そのため今回は、レノジージャパンだけでなくX(旧Twitter)のフォロワーさんでDCに詳しい人にもアドバイス頂いて、安全に大電流が使えるシステムが完成しました。

さあ、完成まであともう一踏ん張り。そしてこのオフグリッドシステムで日本中を走り回って、どこまで使えるモノに仕上がったのか検証してみるのが、楽しみで仕方ありません。

タグ付け処理あり:

Sign Up For Daily Newsletter

Stay updated with our weekly newsletter. Subscribe now to never miss an update!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です